ハーレーで走行している時に特に気を付けなくてはいけないのがタイヤのパンクです。前後のタイヤで車体を支えているバイクは、片方でも不具合が起こるとバランスを取ることが難しくなります。
走行中に異変を感じたら十分に注意を払って安全な場所まで走行させた後、停車させて状態を確認することが大切です。パンクが起きた時の対処法は、自己修理と専門家への依頼の2つの選択肢があります。
専用の修理キットを所持していて、腕に自信がある人はその場で自分で修理をしても問題はありません。ただし、修理にはタイヤの取り外しを始めある程度の知識と技術を必要とします。修理自体は滞り無く行えても正しく取り付けができなかったことでその後の走行でトラブルが起きてしまうケースも少なくありません。近くにバイクショップなど修理の依頼ができる所があるようであれば、素直に持ち込むのが無難です。
パンクの原因が異物だった時に焦ってそれらを取り除こうとする人もいますが、それによって空気漏れが急激に進むなど状況が悪化してしまうこともあります。できる限り手を触れずに専門家の判断に任せることが大切です。
タイヤのパンクというと釘を始めとした鋭利な物が刺さるなど、外部からの衝撃などによって起こるイメージをもたれがちですが、それ以外にも原因はあります。考えられる原因の一つが使用に伴う劣化です。消耗品であるタイヤは走行時の路面との摩擦で徐々に磨り減っていきます。利用状況によって若干の違いはありますが、数年に一回の交換が目安です。
寿命を迎えた状態で使い続ければそれだけパンクする危険が高くなってしまうため、定期的に空気圧の点検を行って状態を知っておかなくてはいけません。